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メイキング『乱神』(5)

 分厚い雲を通した陽が、浜をぼんやりと照らし始めた。
 前方の砂浜に、上陸したばかりの蒙古軍の兵士の姿が見える。その数は優に五千を超えている。そして、数は刻々と増している。しかしいま一度、蒙古兵を沖の軍船に押し戻すのだ。

 だが海岸と海に溢れる敵軍の様相を見ていると、すでにどんな攻撃をやろうとも手遅れのようにも思える。いや違う。自分たちの後ろには、農民、町人、必死で生きようとする民がついている。彼らと共に戦うのだ。赤い鎧の武者が馬に乗ってかけて行く。アランだ。そして、この浜で命を落とした部下たちだ。
 その姿に引かれるようにエドワードは疾風に跨った。
「行くぞ!」
 エドワードは騎士たちに向かって呼びかけた。

 風に雨が混じり始めた。
 吹きすさぶ風雨の中を、銀色に輝く集団が静かに動き始めた。そして、その速度は次第に速くなっていった。

「胸に赤い十字紋様の入った鎖で編まれた鎧と兜をつけ、やはり赤い十字を染め抜いた旗印を持っておられました。民は彼らのことを十字軍と呼んでおりました。同行は、盛宗様率いる五十騎のみ」

「残念ながら彼は元寇の三年後、三十四歳の若さで病死しています。正に日本を外敵から護るために生きた人生だということが出来ます。いずれにしても謎の多い時代なのです。なぜ遠くヨーロッパまで迫ったモンゴルという大帝国が、小さな島国にすぎない日本を他の大陸の国々と同様に攻め滅ぼすことが出来なかったのか。日本は特別な国だったのか」

「鎌倉時代というのは長く続いた天皇、貴族による政治を武士中心のものに変えようと、武士たちが必死に戦った時代です。そのために、多くの争いが起こり、多くの人が死んでいきました。中には人知れず死んでいき、歴史から消え去った人たちも多くいるに違いありません。こういう歴史の中で、現在、我々は生きている。この現実は決して忘れてはなりません」

いよいよ、今日発売です。
東京以外は、翌日になるかもしれません。

合戦ばかりではありません。もちろん、恋もあります。
「限りなき雲居のよそに別かるとも心は人に遅れやはせむ」
よろしく、お願いします。

乱神
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/434401765X.html


さあ、次は『パンデミック』(仮)
本物の「新型インフルエンザ」は、「ブタ・インフル」どころではないですよ。
調べれば調べるほど怖―い話です。

キーワードは、「首都圏を封鎖せよ!!!」

今月中に脱稿の予定ですが、お正月もパソコンを睨んで、キーボードを叩いているかも。
きっと、そうなるでしょうね。
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